理事長の羅 英杉(ら えいさん)です。近畿地方やへき地青森での在宅医療を経験し、約4年前に医療法人社団誠徳会の理事長として佐野市やその周辺地域の在宅医療に携わることとなりました。
当院の社訓にあるように、【挨拶と笑顔】【思いやりの心】【奉仕と感謝】の気持ちで患者様のご自宅や高齢者施設での診察に励んでおります。
複数の慢性疾患をお持ちの方、又は認知症や通院困難な方、がんの終末期で余生を自宅にて家族と過ごしたいと願う患者様が訪問診療を主にご利用されており、患者様一人一人に寄り添った在宅医が求められると考えております。
また近年、地域包括ケアシステムが提唱されているなか、当院では在宅医療・介護の連携システムを進めており、介護事業所の訪問看護ステーションみらいや訪問入浴てるますを初め、管理栄養士、訪問マッサージ師、放射線技師と連携を図りながら、担当のケアマネージャーと情報交換を行い医療・介護の両面から患者様とご家族を支えております。また巡回健診も導入しております。
一人でも多くの方がご自宅で生活できるように、地域に根ざした安心・信頼される診療所として職員一同きめ細かな対応を心がけております。
今後とも皆様のご支援・ご鞭撻を賜ります様よろしくお願い申し上げます。
また、注射・点滴・胃婁・膀胱瘻・腎婁・人口肛門・尿道カテーテル管理・在宅酸素療法・人口呼吸器管理・けがの処置・床ずれの処置も行います。(在宅で可能な範囲の外科的処置も行います)
がん末期の患者様も頻回訪問により疼痛の管理(麻薬管理)・緩和ケアを行うことにより終末期ご自宅で療養生活を送ることができる援助を行います。
当院で定期的に訪問診療を受けている患者様には夜間専用の電話番号をお渡ししております。
夜間や休日、急変時は必要に応じて医師・看護師が緊急で訪問できる体制が整っております。
当院では内科の常勤医師1名・曜日ごとに各科専門の非常勤医師9名、放射技師、管理栄養士・経験豊富な13名の看護師スタッフを配置しており、患者さんの情報をできる限り共有し、其々の患者様の状態に合わせた医療と、緊急時にも訪問できる体制を構築しております。
スタッフのご紹介医師の指示により介護保険を利用した訪問看護ステーションみらいは、日々の病状や健康状態をチェックし必要な処置・アドバイスを提供致します。
その他日常生活援助【食事(嚥下評価)・入浴(全身観察)・排泄(排便コントロール)】のサポートも行います。
また自宅の浴槽では入浴が困難な方に対し、専門スタッフ(看護師1名・介護職員2名)が入浴車で自宅に訪問し入浴介助を行う訪問入浴てるますとも連携しており、医療・介護の両面からサポートを行っております。
在宅で療養している患者さまを支える家族にとって、食事・栄養管理に適切なアドバイスができるよう、管理栄養士とも連携しております。